2025.12.28
2025年、金相場は歴史的な節目を次々と塗り替える驚異的な展開を見せています。最新のニュース記事の内容と、今後の市場想定を整理してまとめました。
2025年は、国際価格・国内価格ともに「異次元」の水準に達した年として記録されています。
・国際価格(NY金先物): 2025年12月24日には、一時 1オンス=4,525ドル という史上最高値を記録しました。年間上昇率が60%を超える勢いで、1971年以来となる歴史的な急騰劇を見せています。
・国内価格(小売・税込): 2025年12月25日、国内店頭小売価格はついに 1グラム=25,015円 をマークしました。2025年初頭には1万4,000円台だった価格が、わずか1年足らずで1万円以上も跳ね上がったことになります。
各メディアや証券会社が共通して報じている要因は、以下の通りです。
・地政学リスクの深刻化: トランプ政権によるベネズエラへの全面的な石油禁輸措置や、中東情勢の緊迫化など、世界各地での紛争・制裁のリスクが投資家を「究極の安全資産」である金へと向かわせました。
・米連邦準備制度(FRB)の利下げ継続: 米国の利下げ局面が続き、金利のつかない金の相対的な魅力が増したこと、さらにトランプ大統領による利下げ圧力が中央銀行の独立性への懸念を呼び、ドルへの不信感に繋がったことも一因です。
・中央銀行による「爆買い」: 中国や新興国の中央銀行が、ドル依存脱却(脱ドル化)を目的に金準備を継続的に増やしており、相場の強力な下支えとなっています。
・インフレと通貨価値の低下: 世界的なインフレの再燃と政府債務の拡大により、法定通貨に対する信認が揺らぎ、金が「無国籍通貨」として再評価されています。
専門家の間では、短期的には調整の可能性があるものの、中長期的にはさらなる高値を目指すという見方が主流です。
強気な予測:5,000ドル、3万円の大台へ
・理由: 金の埋蔵量には限界があり(20年以内に枯掘するとの説も)、供給が減る一方で、半導体やEVなどの工業用需要が増加しています。
・ターゲット: 一部の専門家は、今後12〜24カ月以内に 1オンス=5,000ドル、国内価格 1グラム=3万円 を試す展開もあり得ると予測しています。
慎重・調整の予測:一時的な下落リスク
<要因>
ロシア・ウクライナ侵攻や中東紛争での停戦合意、米国の利上げ転換、あるいは急激な円高が起きた場合、国内の金価格は大きく調整(下落)する可能性があります。
<目安>
下落した場合、まずは心理的な節目である 1オンス=4,000ドル や、国内 1グラム=2万円 前後がサポートラインとして注目されます。



